技術士試験と金属部門

平成20年度(2008年度)に1次試験、平成21年度(2009年度)に2次試験に合格しましたが、合格から時間が経ち忘れている部分も多くなってきた為、改めて専門知識をブラッシュアップしたいと考え、これから少しずつ、過去の試験勉強の振り返りや試験問題を解いていきたいと思います。

技術士

数少ない技術者向けの国家資格ですが、医師や弁護士のような独占業務はほとんどなく、会社勤めの技術者としてあまり嬉しさを実感したことは無いです。また、名刺交換の際、スルーされることが大半で、たまに「技術士ってなんですか?」と聞かれるくらいマイナーな資格です。

ただ、公益社団法人日本技術士会のHPにも記載されている通り、技術士試験は「高度な知識と応用能力」が問われる試験内容となっており、技術者の自己研鑽として良い目標になると考えます。

「技術士」は、国によって科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です。

公益社団法人日本技術士会HPより https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/000009.html

技術士試験

1年目に1次試験(択一)、2年目に2次試験(記述・口頭)の計3回の試験に合格する必要があり、最短で2年掛かる試験です。なおJABEE認定課程修了者は一次試験が免除されるようです。試験の詳細は、公益社団法人日本技術士会のHPの試験・登録情報を参考下さい。

私も平成20年度(2008年度)に1次試験、平成21年度(2009年度)に2次試験を受験し、最終合格までに2年かかりました。

金属部門

私が2次試験を受験した平成21年度(2009年度)当時は、金属部門は、鉄鋼生産システム、非鉄生産システム、金属材料、表面技術及び金属加工の5つの選択科目に分かれており、当時、私は「金属加工」を選択科目としました。

その後、平成25年度(2013年度)と令和元年度(2019年度)に試験制度が改正されて、直近の令和元年度(2019年度)の改正により、金属部門は、3つの選択科目に統合・変更されています。

選択科目備考
1金属材料・生産システム鉄鋼生産システム、非鉄生産システム、金属材料が統合
2表面技術「表面硬化」が除外
3金属加工「表面硬化」が追加
技術士(金属部門)の選択科目

まとめ

  1. 技術士は、マイナーな国家資格だが、技術者の自己研鑽として良い目標になる
  2. 最終合格までに3回試験があり最低2年はかかる
  3. 金属部門の選択科目は令和元年度(2019年度)から3科目に統合・変更された

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