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特殊用途鋼について3
はじめに 特殊用途鋼として、ばね鋼鋼材、快削鋼鋼材、軸受鋼鋼材などについて説明します。 ばね鋼鋼材(SUP) ばね鋼鋼材(JIS G 4801)は、弾性変形で機能を発揮するため高い弾性限が要求され、また、繰り返し荷重が加わるため高い疲労限が要求されます... -
特殊用途鋼について2
はじめに 特殊用途鋼として、ステンレス鋼鋼材について説明します。 ステンレス鋼鋼材(SUS) 一般に鉄鋼材料は、湿気があれば赤錆を生じ、酸と接触すれば溶解することも多いです。 しかし、鉄にクロムCrを添加するとクロムCr含有量の増加と共に腐食は減少... -
特殊用途鋼について1
はじめに 特殊用途鋼として、工具鋼鋼材について説明します。 工具鋼鋼材 工具鋼は、各種刃物や工具の材料として使用される鋼材です。 工具鋼の特性として、常温・高温での硬度が高く、耐摩耗性に優れ、適度な靭性を有しています。 また、熱処理が容易で、... -
機械構造用鋼について
はじめに 機械構造用鋼として、機械構造用炭素鋼鋼材及び機械構造用合金鋼鋼材について説明します。 機械構造用炭素鋼鋼材(SxxC) 一般的に、鉄鋼材料を機械構造用として使用する場合、一般構造用圧延鋼材(JIS G 3101)よりも信頼性のある機械構造用炭素... -
普通鋼について
はじめに 普通鋼として、鋼板及び一般構造用圧延鋼材の概要を説明します。 熱間圧延鋼板・冷間圧延鋼板 鋼板は、圧延方法によって熱間圧延鋼板と冷間圧延鋼板に大別されます。 原則として化学成分は規定されておらず、機械的性質(引張強さ、降伏点又は0.2... -
第二次試験問題〔金属加工/鋳造〕を解く
はじめに 選択科目「金属加工」の内容は、「鋳造、鍛造、塑性加工、溶接接合、熱処理、表面硬化、粉末焼結、微細加工その他の金属加工に関する事項」と規定されています。 今回、選択科目の専門知識の一分野である鋳造の学習として、平成19年度Ⅰ-1-1の問題... -
第二次試験問題〔金属加工/溶接接合〕を解く
はじめに 選択科目「金属加工」の内容は、「鋳造、鍛造、塑性加工、溶接接合、熱処理、表面硬化、粉末焼結、微細加工その他の金属加工に関する事項」と規定されています。 今回、選択科目の専門知識の一分野である溶接接合の学習として、平成20年度Ⅰ-1-4の... -
第二次試験問題〔金属加工/熱処理〕を解く
はじめに 選択科目「金属加工」の内容は、「鋳造、鍛造、塑性加工、溶接接合、熱処理、表面硬化、粉末焼結、微細加工その他の金属加工に関する事項」と規定されています。 今回、選択科目の専門知識の一分野である熱処理の学習として、平成20年度Ⅰ-1-5の問... -
第二次試験問題〔金属加工/塑性加工〕を解く
はじめに 選択科目「金属加工」の内容は、「鋳造、鍛造、塑性加工、溶接接合、熱処理、表面硬化、粉末焼結、微細加工その他の金属加工に関する事項」と規定されています。 今回、選択科目の専門知識の一分野である塑性加工の学習として、平成20年度Ⅰ-2-3の... -
第二次試験の出題意図と問題構成
はじめに 技術士第二次試験の金属部門の必須科目及び選択科目について、出題意図と問題構成をおさらいします。 必須科目 まず、必須科目の出題意図、問題構成及び問題内容です。 出題意図 出題意図:必須科目 技術士第二次試験実施大綱に、必須科目の出題...