鉄鋼材料基礎– category –
-
鋳鉄、焼結金属材料について
はじめに 鋳鉄及び焼結金属材料について説明します。 鋳鉄 鋳鉄の組織 鉄Fe-炭素C系平衡状態図では、炭素C量が2.06~6.67%を鋳鉄に区分しますが、一般的には炭素C量が2.0~4.0%、シリコンSi量が0.5~3.0%程度を鋳鉄という場合が多いです。 また、... -
特殊用途鋼について3
はじめに 特殊用途鋼として、ばね鋼鋼材、快削鋼鋼材、軸受鋼鋼材などについて説明します。 ばね鋼鋼材(SUP) ばね鋼鋼材(JIS G 4801)は、弾性変形で機能を発揮するため高い弾性限が要求され、また、繰り返し荷重が加わるため高い疲労限が要求されます... -
特殊用途鋼について2
はじめに 特殊用途鋼として、ステンレス鋼鋼材について説明します。 ステンレス鋼鋼材(SUS) 一般に鉄鋼材料は、湿気があれば赤錆を生じ、酸と接触すれば溶解することも多いです。 しかし、鉄にクロムCrを添加するとクロムCr含有量の増加と共に腐食は減少... -
特殊用途鋼について1
はじめに 特殊用途鋼として、工具鋼鋼材について説明します。 工具鋼鋼材 工具鋼は、各種刃物や工具の材料として使用される鋼材です。 工具鋼の特性として、常温・高温での硬度が高く、耐摩耗性に優れ、適度な靭性を有しています。 また、熱処理が容易で、... -
機械構造用鋼について
はじめに 機械構造用鋼として、機械構造用炭素鋼鋼材及び機械構造用合金鋼鋼材について説明します。 機械構造用炭素鋼鋼材(SxxC) 一般的に、鉄鋼材料を機械構造用として使用する場合、一般構造用圧延鋼材(JIS G 3101)よりも信頼性のある機械構造用炭素... -
普通鋼について
はじめに 普通鋼として、鋼板及び一般構造用圧延鋼材の概要を説明します。 熱間圧延鋼板・冷間圧延鋼板 鋼板は、圧延方法によって熱間圧延鋼板と冷間圧延鋼板に大別されます。 原則として化学成分は規定されておらず、機械的性質(引張強さ、降伏点又は0.2...
1